ダッパーラボが作成したレイヤー1ブロックチェーン「Flow」によると、ライブネイションの子会社チケットマスターは、そのブロックチェーン上でイベント主催者向けの非代替性トークン(NFT)チケットを公開した。NFTチケットの主な用途は、記念品としてのものとなる。記念品としての利用以外に、ライブイベントへの参加証明としても利用できる。

ただし、このようなバーチャルな記念チケットでは入場することができない。入場には、チケットマスターやライブネイションで購入したバーコード付きのチケットを提示する必要がある。

ライブネイションの説明によると、Flow上でNFTを作成する場合、グーグル検索やインスタグラムの投稿よりも少ないエネルギーしか使わず、環境に優しいという観点からFlowブロックチェーンを選択したという。

ウォレットアドレスにも対応しているチケットマスター/ライブネイションのアカウントから、電子メールやQRコードでNFTチケットを他の人に送ることが可能だ。

チケットマスターは過去6ヶ月間、特定のイベントの記念品としてNFTを発行するなど、パイロットテストプログラムを行っていた。現在までに、チケットマスターを通じてFlowブロックチェーン上で500万以上のNFTがミントされている。