「ヘッジファンドの錬金術」の著者として知られるジェームス・アルタッカー氏が、ビットコインはいずれ100万ドル(約1億800万円)をつけるだろうと改めて予測した。The streetのインタビューに答えた。
米国のVCとして知られるアルタッカー氏は、2017年にもビットコイン100万ドル予測をしており、今回はそれを維持した形だ。ただ当時は2020年に達成すると予想していたものの、今回は具体的なタイムラインは示さず「もしビットコインが紙幣に取って代わることになれば、その予測もありえなくはない」と述べた。
アルタッカー氏によると、現在世界中に200兆ドル分の紙幣があるが、仮想通貨は約2000億ドル分だ。このため、もし仮想通貨が紙幣に取って代わることになれば、単純計算で仮想通貨は10万%上昇する余地があることになり、現在のビットコイン価格が800万ドルになる可能性があるという。アルタッカー氏は「割引になってもビットコインは100万ドルは結局は到達するだろう」と述べた。
ビットコイン価格の大胆予測として有名なのは、米著名VCのティム・ドレイパー氏だ。同氏は、2022年までにビットコインが25万ドルをつけると予想している。
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ビットコインは5月に60%以上も上昇した。現在は、8700ドル付近で推移している。
(出典:TradingView「ビットコイン/米ドル(1カ月)」)