ブロックチェーン・バンキングサービスを手がけるビットワラ(Bitwala)は、同じ銀行口座で法定通貨と仮想通貨の管理ができるプラットフォームを11月に立ち上げるとCCNが25日に報じた。仮想通貨の普及に向けて大きな追い風になるかもしれない。
ビットワラは、2015年にドイツで設立した金融サービス業者で仮想通貨と伝統的な金融システムのスムーズな移行を目指している。新たなプラットフォームのユーザーは、デビットカードなどビットワラと提携する銀行口座のサービスを使うことができるようになるという。提携する銀行の名前は明らかになっていない。
CCNによると、現在このサービスへの登録者は推測3万人。サービス開始は11月だという。
また、ビットワラの狙いは仮想通貨取引所にもある。現在、仮想通貨の利用者は法定通貨から仮想通貨に変更するために取引所を使うケースがほとんどだが、ビットワラの社長はビットコイニストの取材に対して次のように答えた。
「ビットワラのサービスに比べて回り道のようなものだね。ブロックチェーン技術に基づいて、我々の消費者は、現在使っている銀行口座でユーロからビットコイン、またその逆取引をすることができる。ドイツでは前例のないことで、おそらく世界で初めの本当のブロックチェーンバンキングだろう」