筆者が記事の中で述べた通り、ヒラリー・クリントンが米国の大統領になることは許されなかったといってもいい。奇人と呼んでもらっても構わない。しかし、世界は、すべからく汚職や腐敗、嘘、第三次世界大戦を呼び起こすような政治家がコントロールする政府などは求めていないのだ。

ドナルド・トランプは”膿を出す”ことを望み、そして大統領になることでそれを実現させようとしている。トランプは一夜のうちにオバマ大統領が8年間かけても出来なかったこと以上のことを既にやりとげているのだ。ありがとうアメリカ、私に力を貸してくれた人々、そして自由を求め正しくあろうとするすべての人々に感謝する。

さて、筆者のことはもういいだろう。問題はビットコインにとってはどうなのか、ということだ。トランプがビットコインを促進し、素晴らしい未来をもたらす簡単な3つのシナリオを紹介しよう。

 

ビットコイン価格が年末にかけて輪をかけて上昇する可能性

 

ビットコインは、まさにドナルド・ジョン・トランプのような勝者であることを証明し続けている。2016年はこれまでとは全く違う年になるだろう。ビットコインは、大統領選に向けて、今年、だけで60%以上の値上がりを見せており、この結果は今後数週間と数カ月先以降の支えとなるだろう。

これまでも、ビットコインは、経済の混乱を防ぐセイフヘイブンであることを証明してきたが、昨夜、再度そのことを証明している。市場の”Nervous Nellies”は、昨夜、トランプ列車がワシントンに向けて出発するやいなや、”お金の未来”に向かって走り始めた。

ブレグジットの際にポンドの価値が急落し、ビットコインの価格が、まるで経済における”セイフヘイブン”としての役割を担うかのようにきちんと上昇した時と同様、ビットコインの価格は約4%上昇している。皆、ビットコインの価格が上がることを望んでいるのだろう。経済が不確実性を帯びている時代においては、ビットコインは常に先を行く存在なのだ。

 

第三次世界大戦が起こらない限りビットコインは上がる

 

ヒラリー・クリントンは、政界の支配者たちに自身の思いを語った際に、強い戦争に対する切望の思いを一切隠しきれずにいたが、そのことが昨夜の結果につながったということもあるだろう。彼女にはロシアに対して第三次世界大戦を引き起こしたいという政治的なアジェンダがあり、彼女の大統領になった際に行う”to do”リストの一番トップにそれはあったのだ。一方、大統領に選ばれたドナルド・トランプは、ロシアと友好関係を築き、何百人もの人々を死に追いやるようなことはしたくないと語っており、ヒラリーと比べると彼が大統領に選出されたことには納得がいく。

もし、読者が全ての戦争を終わらせるためであっても争うことをしたくないのであれば、売買を行いビットコインに貢献しよう、と、多くの人に宣伝してみてはいかがだろう。ビットコインは少なくともこれからの4年間のために世界中でその開発と発展が続けられていくことだろう。こんな素晴らしいことがあるだろうか?

 

正しい大統領を選択することでインターネットとビットコインは守られる

 

ドナルド・J・トランプは、インターネットにメッセージを送ることなしにホワイトハウス入りを果たすことはない。彼とインターネットは、唯一無二の親友同士ともいえる関係にある。インターネットは中央集権化を図ることが不可能な存在で、腐敗することもなく、国連のような多国籍の中央集中型の組織によって全体を飲み込まれることもない。今では、インターネットは地球上で最も力を持った監察役として君臨している。ビットコインにとっては有利に働くだろう。

インターネットを利用し、希望や、正義、あらゆる点で最高を予想するポジティブな気持ちに満ちたメッセージをオンラインで送り続ける新たな大統領の姿を想像してみてほしい。実現するためには、大衆が自由にインターネットにアクセスできなければならない。最終的には、将来を見据えれば、インターネットは完全な無料化へ向かうことが望ましいといえる。

グローバリストたちは、再び人々に拒否され始めている。最初はアイスランド、次は”Grexit”、その次は”Brexit”、そして今回は”トランプ列車”だ。このトランプが語った”アメリカ・ファースト”な政策は、懐疑的な投資家たちをビットコインへと導いていくだけでなく、ビットコインとその技術が今後10年進歩し続けていくための機会も与えていくことだろう。

別のエンディングとしては、より破砕的なグローバリスト体制の下でビットコインが酷く苦しむというシナリオがある。新たにインターネットや仮想通貨に対する規制が生まれることなく、我々人民は、自分たちの運命をコントロールし続けることができるようありたいものだ。昨晩は皆がしっかりと投票に出かけたのだろう。ビットコインのために、そして世界のために、輝かしい未来を支える教養ある有権者たちに感謝したい。