ビットコイン(BTC)のボラティリティ(価格変動幅)が17ヶ月ぶりの低水準だが、実はビットコインETF(上場投資信託)にとって追い風ではないかという見方が出ている。

Buy Bitcoin Worldwideによると、ビットコインの30日間ボラティリティ・インデックスは6日時点で1.73%で、去年5月9日以来の低さを記録した。しかしFXEmpireのボブ・メーソン氏によると、トレーダーにとっては悪いニュースかもしれないが、米国証券取引委員会(SEC)は好感を持つかもしれないと指摘。というのも、過去にビットコインETFを拒否した際、その理由としてボラティリティの高さをあげていたからだという。

また同氏は、ボラティリティが低いという事実は、もう一つのSECの懸念材料である価格操縦が抑えられてきていることを示しているのではないかと楽観的な見方を示した。

SECは、8月下旬に拒否判断を下した9つのビットコイン上場投資信託(ETF)の再審査について、11月5日を期限に意見書の提出を求めると発表している