PlayMining』は、複数のPlay to Earnゲームとメタバースを提供する、GameFiプラットフォームである。2020年4月のサービス開始からわずかの間にユーザー数が240万人を超えるなど人気が高いサービスだ。

とはいえ、今後も『PlayMining』が伸びていくサービスなのか、疑問を感じている方もいるかもしれない。

この記事では、

・『PlayMining』が提供するゲームの概要
・メタバースプロジェクト『PlayMining Verse』の内容
・CEO山田耕三氏による今後の構想

について詳しく解説する。

『PlayMining』が今後も伸びていくサービスなのかわかるので、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

『PlayMining』が提供するPlay to Earnゲームについて

『PlayMining』とは、複数のPlay to Earnゲームとメタバースを提供する、GameFiプラットフォームだ。

エンターテイメントコンテンツの開発や、国内外のクリエイターの権利と利益を保護するシステムの構築を目指して誕生したのである。

『PlayMining』では、Play to Earnゲームを提供しており、その特徴は以下の3つだ。

1.ゲームをしながら稼げる
2.無課金でもできる
3.ブロックチェーン技術が使われている

従来のゲームでも、ゲーム内の通貨やアイテムを獲得することはできた。しかし、Play to Earn型のゲームでは、現金に交換可能な暗号資産を手に入れることが可能だ。
『PlayMining』のゲームでは、DEAが発行する独自の暗号資産「DEAPcoin(以下、DEP)」を獲得することができる。

また、アイテムを購入しなくても稼げる可能性があるため、誰でも参加しやすいのが特徴の1つである。

Play to Earn型のゲームは、日本ではまだ知名度は高くないが、海外では大流行しつつある。

さらにゲームをプレイして稼ぐだけでない。NFTを独自のマーケットプレイス『PlayMining NFT』で売買したり、NFTをゲーム内で貸し出して報酬を手に入れたりすることができる。

そして、2020年4月にサービス提供が開始された『PlayMining』は、現在では登録ユーザー数が240万人を超えるほどに急成長したのである。

JobTribes

『PlayMining』で提供するゲーム

『PlayMining』では、サービス開始以来、5つのゲームを提供している(サービス開始前のタイトル含む)。

最初にリリースされたゲームが『JobTribes』だ。

『JobTribes』は、職業をテーマにしたNFTトレーディングカードバトルゲームである。

プレイヤーは、6枚の職業神カードでデッキを組む必要がある。たとえば、アイドルや宇宙飛行士、騎手などさまざまだ。

そして、バトル毎に配られるバジェット(バトルをする際に得られるコイン残高)を使って、ジョブロードと呼ばれる職業神を召喚して相手とバトルする。

最終的に相手のジョブロードをすべて倒せば、勝利を得られる。

また、PvP(対人戦)も実装されており、世界中のライバルたちとバトルを繰り広げるのである。見事ランキングで上位に入れば、賞金として「PALEcoin」や「DEAPcheck」を獲得できる。

そして、ゲーム内で獲得した「PALEcoin」や「DEAPcheck」は、「DEP」に交換可能だ。
「DEP」は、国内の暗号資産取引所であるBITPOINTでの取引ができる。なお、「DEP」の価値は1DEP=約1.58円(2022年5月18日18時時点)である。

Cookin’ Burger

そして、このたび、『PlayMining』が提供する新ゲームとして『Cookin’ Burger』のβ版が夏頃ローンチされる予定だ。
『Cookin’ Burger』は、ハンバーガーショップの店員として、さまざまなお客からオーダーを受けて、素早く正確にハンバーガーを提供するゲームである。

『Cookin’ Burger』の魅力は、ハンバーガーショップの経営を疑似体験できることだ。「ショップNFT」を購入すれば、お店のオーナーになれるのである。ショップは屋台・トラックなどのカテゴリなどから選べ、店舗の状態も(中古やエコノミー)さまざまで、アップグレードも可能だ。

『Cookin’ Burger』でうまくプレイするためには、お客さんごとに好みが異なっており、調理順序もより効率的な順序で調理しなければならない。

お客さんのオーダー通りにハンバーガーを提供すれば、常連客が増えるため、売上や評判も上がるのだ。一方で、注文の間違い・調理の失敗・時間内の提供ができないといったことを繰り返すと、評判も下がるので注意が必要だ。

その結果、パラメータがマイナスになると、一定期間ゲームをプレイできなくなる(営業停止と同じ)などこだわりのあるゲームといえる。

さらに、NFTを持っていれば、アルバイト(スカラー)を雇うことが可能だ。スカラーは、自分の代わりにゲームをプレイしてくれるので、効率的に稼ぎたい人は利用しても良いだろう。

そして、3月18日よりゲームで使用可能な「ショップNFT」は『PlayMining NFT』にて先行販売されている。「ショップNFT」があれば、ゲームを有利に進められるので、プレイを考えている人は購入してみてはいかがだろうか。

今後、『Graffiti Racer』『麺屋 ドラゴンラーメン』といった新たなタイトルも続々ローンチ予定だ。現在『PlayMining NFT』にてプレセールが実施されているため、チェックしてみよう。

クリエイターとコンテンツを共創するプロジェクト『PlayMining Verse』

2022年1月に漫画家・藤原カムイ氏による「Fujiwara Kamui Verse」を第一弾として始まった『PlayMining Verse』プロジェクトは、クリエイターとユーザーを直接つなぐ試みだ。

クリエイターのファンがメタバース上の土地である「ランドNFT」を購入すると、お気に入りのクリエイターがデザインする国家の市民になることができる。

『PlayMining Verse』の目的は、その世界をデザインするクリエイターと「ランドNFT」の保有を通じて市民権を得たファン達とで、まだ世にない漫画やアニメなどの新規コンテンツを発展・進化させることだ。

『PlayMining Verse』第一弾「Fujiwara Kamui Verse

2022年4月にDEAは『PlayMining Verse』第一弾「Fujiara Kamui Verse」の「ランドNFT」の初回販売を行った。

「ランドNFT」は、著名な漫画家である藤原カムイ氏がデザインした「Fujiwara Kamui Verse」の世界を1万分割した、メタバース空間上の土地区画である。

「ランドNFT」保有者は、「Fujiwara Kamui Verse」の市民となり、今後、国の発展のための様々な活動や意思決定に参加することができる。

今後、「Fujiwara Kamui Verse」では、メタバース空間上で、アバター同士によるコミュニケーションや、土地所有、家や商店の建設など、様々な活動が可能となる予定とのことだ。

「Fujiwara Kamui Verse」のコンセプトは「創世記の地球、神々と人間が共存していた世界」であり、アンティクア大陸が舞台となっている。様々な神々と、その神を信仰する人々と共に理想の世界を創出していく、というストーリーとなっている。

『PlayMining Verse』の第2弾以降、どんなクリエイターが参画するのか、続報が待たれる。

『PlayMining』プロジェクトのメンバーについて

『PlayMining』プロジェクトのメンバーは全部で約40人のメンバーで構成されている。
創業者兼最高責任者である吉田直人氏は、ブロックチェーン技術を活用した新しいエンターテインメント体験によって、世界中のゲームプレイヤーに幸せをもたらしたいという想いを持っている。

また共同経営者である山田耕三氏は、テレビ東京で15 年間 音楽・バラエティ番組のプロデューサーを務めた後、独立し2018 年8月にDEA 社を立ち上げ、『PlayMining』のコンテンツ開発とNFTの計画に取り組んでいる。

他にも、大手のゲーム会社である任天堂やバンダイナムコ、大手コンサル会社のデロイト、ドリームインキュベータ、IT企業のYahoo!、金融のみずほ銀行など、幅広い経歴を持つメンバーがプロジェクトに参加している。

『PlayMining』の今後の予定

『PlayMining』の今後の構想を共同CEO山田耕三氏は以下のように語る。

『PlayMining』は、「誰もが未体験のWeb3エンタメの実現」と「持続可能な社会貢献」という二つの目標を”Play to Earn”、さらにはPlayにとどまらない、”X to Earn”という手段によって実現することを目指すプロジェクトです。
「誰もが未体験のWeb3エンタメの実現」については、現在の『JobTribes』、『Lucky Farmer』に加え、2022年度中に新規で4タイトルをローンチ、2023年にも立て続けにタイトルローンチを図ることで、2023年中に20タイトル以上のゲームが遊べるプラットフォームに進化する予定です。さらに”Play to Earn”だけではなく、”Study to Earn”や”Watch to Earn”など、”x to Earn”を「人々の行動変容を促す装置」として捉えることで、既存のゲームの枠に収まらない全く新しいエンターテインメントコンテンツを創造していきます。
また、『PlayMining』にはゲームと双璧を成すもう1つの柱として、メタバースプロジェクト『PlayMining Verse』があります。『PlayMining Verse』は、クリエイターとファンがトークンエコノミーの仕組みを活用して、新しいIPを共に作り出していく試みです。その第一弾として「Fujiwara Kamui Verse」を発表していますが、今後さらに様々なクリエイターのバースがスタートする予定です。こうした「クリエイターバース」の先では、より様々なバリエーションのバースも検討しています。例えば、既存IPを活用して、そのリブート作品や続編を作っていくバースや、インフルエンサーを軸にしたバース、企業がファン顧客と繋がるためのバースなどです。さらにその先では、『PlayMining Verse』から始まった個々のバースが、『PlayMining』外のバースと交わっていく「マルチバース」の世界観も見据えています。
「持続可能な社会貢献」については、『PlayMining』はスカラーシップの仕組みをゲーム内に組み込むことで、ゲーム内雇用を生み出しました。また、サッカークラブや就労困難者の支援を行うチャリティー団体とパートナーシップを結ぶことで、スカラーシップの仕組みを使った新たな社会貢献のモデルの構築にもチャレンジしています。
今後、『PlayMining』を通じて生み出される雇用をさらに拡大すべく、こうした提携を加速させていきます。
このように、『PlayMining』はゲームやメタバースを通じて、クリエイターとファン、ゲームプレイヤーのみなさんを結び付け、自由に満ちたWeb3時代の新しいエンターテインメントの実現に向かってどんどん進化していきます。今後も『PlayMining』が作る未来にご期待ください。

まとめ

『PlayMining』とは、複数のPlay to Earnゲームとメタバースを提供する、GameFiプラットフォームだ。
2022年以降『Cookin’ Burger』や『Graffiti Racer』、『麺屋 ドラゴンラーメン』に続き、新たなゲームタイトルが続々ローンチされる予定だ。

すでに2022年時点で240万人以上のユーザーが登録しており、今後リリースされるゲームが増えれば、さらに人気は高まっていくだろう。

さらに『PlayMining Verse』についても、藤原カムイ氏以降、どのようなクリエイターの「ランド NFT」がリリースされるのか、注目が集まっている。

興味があるユーザーは、『PlayMining』へ登録してみよう!そして、現在『PlayMining NFT』では、各ゲームのNFTの先行販売も実施しているため、ぜひチェックしてみてほしい。