厳しい仮想通貨規制のインド、初の仮想通貨ATM設置した企業の創業者を逮捕

インドで初めて仮想通貨ATMを商業施設に設置した仮想通貨取引所ウノコイン(Unocoin)の共同創業者が22日に逮捕された。インド中銀が仮想通貨に厳しい姿勢を示している中、規制を回避し仮想通貨の取引を促進する試みは失敗した。ザ・タイムズ・オブ・インディアザ・ヒンドゥーが23日伝えた。

Harish Bv氏が違法に仮想通貨取引を促進したとして地元警察に逮捕された。現在は留置所にいるという。警察によると、逮捕者は今後増える見通し。

インド連邦準備銀行(中央銀行)は今年2月、市中の銀行に対し、仮想通貨関連企業へのサービス提供を禁止している。この規制に対応するため、ウノコインはデビットカード、クレジットカードの挿入が無効化され銀行システムと繋がっていない仮想通貨ATMを、インド南部カルナータカ州都バンガロールの商業施設に1台設置した。ATMはテスト段階にあり、実際にはまだ稼働していなかった。現在は設置場所から撤去されている。

ウノコインCEOのSathvik Viswanath氏によると、インド初の仮想通貨ATM設置のニュースをいくつかのメディアが否定的な視点で報じた後、商業施設の運営者は不安を感じるようになっていたという。同CEOは原因となったフェイクビデオなどに対処している最中だったと話している。

アルン・ジャイトレイ財務大臣は2018-19予算演説で仮想通貨について以下のように述べている。

「政府は仮想通貨を合法通貨とは考えていない。非合法活動に資金を与える暗号資産の利用を取り締まっていく」

ウノコインのCEOはこのスピーチについて、以下のように述べている。

「財務大臣は仮想通貨は合法通貨ではないと言った。しかし、違法通貨であるとは言わなかった。これは大きな違いだ。これが意味するのは、自分の投資に責任を負い、業界には規制が存在しないということだけだ」