米連邦準備制度理事会(FRB)は9日に新型コロナウィルスのパンデミックに対処するため、最大2.3兆ドル(約250兆円)を供給する経済支援策を発表した。マーケットのアナリストからは、これがビットコイン(BTC)の強気トレンドにつながるとの見方も出ている。
FRBの支援策は地方政府や米企業を支援するため、低格付けの債権(ジャンク債)の購入する異例の措置も含まれている。
DATAキャピタルの創業者で、ビットコイン強気派のダン・タピエロ氏は、投資適格社債指数が史上最高値付近に戻るという「本当に信じられない、人生で一度もないような」動きを見せたと指摘。このようなFRBによる「無制限」の資金供給は、金やビットコインにプラスの影響を与えるとみている。
「前例のない『無制限』の流動性は、金とBTCを、これ以上ないほどに強気にさせるものだ」
Truly Incredible maybe even once in a lifetime.
— Dan Tapiero (@DTAPCAP) 2020年4月10日
Investment grade corporate bond index back to near ALL TIME highs. Fed buying junk bonds too. Risk of bankruptcies reduced even with 20m unemployed. Unprecedented "Unlimited" liquidity could not be more bullish for gold and btc. pic.twitter.com/F5X6A2rf2r
仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOも、タピエロ氏と同様の見方を示している。
ヘイズ氏は直近の分析の中で、中央銀行による大量のマネーが流れ込むことでインフレを引き起こし、ビットコインに最高の環境をもたらすと予言している。