米連邦準備制度理事会(FRB)は9日に新型コロナウィルスのパンデミックに対処するため、最大2.3兆ドル(約250兆円)を供給する経済支援策を発表した。マーケットのアナリストからは、これがビットコイン(BTC)の強気トレンドにつながるとの見方も出ている。

FRBの支援策は地方政府や米企業を支援するため、低格付けの債権(ジャンク債)の購入する異例の措置も含まれている。

DATAキャピタルの創業者で、ビットコイン強気派のダン・タピエロ氏は、投資適格社債指数が史上最高値付近に戻るという「本当に信じられない、人生で一度もないような」動きを見せたと指摘。このようなFRBによる「無制限」の資金供給は、金やビットコインにプラスの影響を与えるとみている。

「前例のない『無制限』の流動性は、金とBTCを、これ以上ないほどに強気にさせるものだ」

仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOも、タピエロ氏と同様の見方を示している。

ヘイズ氏は直近の分析の中で、中央銀行による大量のマネーが流れ込むことでインフレを引き起こし、ビットコインに最高の環境をもたらすと予言している