18日の仮想通貨(暗号資産)ビットコインは再び1万ドルに近づいたものの、強力なレジスタンスラインに跳ね返され、9700ドル台を推移している。半減期を迎え、ブロック報酬が減少したことからか、ハッシュレートが大幅に減少しているが、長期的には強気の予想も出てきている。
(出典:Coin360 5月18日午後19時40分)
ハッシュレートが下落も今後は価格に好影響か
ブロックウェア・ソリューションズのマット・ディーソウザCEOは5月18日にビットコインのハッシュレートが低下していることをツイッターに投稿。データによると現在8000万TH/sほどを推移しており、1日で17%減少している。
通常であれば、ハッシュレートの下落は「マイナーの降伏」として弱気の傾向と捉えられるが、同氏は強気に予兆としてみている。
「多くの人はまだ気づいていないかもしれないが、マイニングネットワークの30%以上が半減期後に停止している。新しいビットコインは保持が可能な、より効率的なマイナーに割り当てられている。サプライサイドのみを分析すると、ビットコインが上昇するためにははるかに肥沃な環境が整えられている」
2) Many havnt noticed yet but 30%+ of the mining network has shut off Post Halving. New BTC is getting allocated to more efficient miners who can hold - a far more fertile environment for BTC to rally when solely analyzing the Supply Side.
— Matt D'Souza, CPA (@mjdsouza2) May 18, 2020
What's to come for Miners & Difficulty? pic.twitter.com/PB33N6CiOf
ディーソウザCEOはこうしたことから2日後の難易度調整はマイナスとなるものの、その次の難易度調整では大幅なプラス調整が行われる可能性が高いと付け加えた。
「もしハッシュレートが現在のレベルのままで、ブロックタイムが一定であれば、ディフィカルティは今回と次の調整の間で、合計で13%プラスになると予測される。これは半減期直後の数値を表している。」
ディーソウザCEOは今後10522ドルの重要なレジスタンスラインを突破するのに、ビットコインは十分な強さを持っていると考えている。
その理由としては個人投資家と機関投資家の双方が価格を押し上げていることを指摘した。
機関投資家の増加についてはシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のデータから、機関投資家の増加が示されている。