メジャーなステーブルコインであるテザー(USDT)は、テゾス・ブロックチェーン上に新しいテザーを展開することになった。デジタル決済および分散型金融(DeFi)分野でのその存在感をさらに拡大させることになった。

プレスリリースによると、「テゾス上のUSDTは、支払やDeFiなどの革命的なアプリケーションを強化する」とある。テザーの広報担当者によれば、これはテザーのユーティリティをより拡大させるものになるという。

「テザーのトークンは投資ではなく、インターネット商取引に従事し、ボラティリティに対処し、送金のための安全な避難所を提供するためのユーティリティだ。テザーのトークンはブロックチェーン上で安全に保存、送信、受信することができる

続けて担当者は、今回のテゾスでのトークン発行によって、テザーが12のブロックチェーンでアクセスできるようになったと語る。

「テザーは現在、ソラナ、イーサリアム、クサマ、アバランチ、ポルカドット、アルゴランド、EOS、リキッドネットワーク、オムニ、トロン、ビットコインキャッシュのスタンダードレジャープロトコルなど多様で増え続けるブロックチェーンでの送金をサポートしている」という。

テザーの最高技術責任者であるパオロ・アルドイノ氏は今回の発表について、今後数年にわたるテザー社の成長を支えることになるだろうと高く評価している。

「テゾスは急速に成長しており、今回の統合はその長期的な成長に欠かせないものと考えている」