ステーブルコインUSDTを発行するテザーは、大晦日にビットコイン(BTC)を8888BTC取得し、2025年末時点で開示済みのビットコイン保有量が9万6000BTCを超えた。
テザーは現在、積極的にビットコインを保有する企業の1つとなっており、同社のビットコインアドレスは、バイナンス、ロビンフッド、ビットフィネックスに次ぐ規模であり、非上場企業によるBTCトレジャリーとしては第2位となっている。
今回の取得は、テザーが四半期ごとにビットコインを積み増す戦略の一環である。同社は3カ月ごとに利益の最大15%をビットコインに投じており、今回の取得分は取得時点で約7億8000万ドル相当だった。
テザーの準備資産
ビットコインはテザーにとって唯一のハードアセット投資ではない。同社は2025年第3四半期に26トンの金を購入しており、これは報告義務のある中央銀行を含めても最大規模の四半期取得となった。これにより、テザーの金保有量は合計116トンとなり、世界の金保有者上位30位に入っている。
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米国債、ビットコイン、金を組み合わせた準備資産構成は、格付け機関やアナリストの注目を集めている。S&Pは最近、透明性や集中リスクを理由に、USDTの評価を「制約あり」から「弱い」へと引き下げた。元ビットメックスCEOのアーサー・ヘイズ氏も、準備資産に占めるビットコインと金の比率拡大について警鐘を鳴らしている。
テザーのビットコイン保有量は、年内に一時的な減少を見せたこともある。第1四半期の取得後には10万BTC超を保有していたが、その後の残高変動を受け、市場ではビットコインを売却しているのではないかとの憶測も広がった。
しかしテザーのパオロ・アルドイノCEOはこれを否定し、テザーが支援する企業トゥエンティワン・キャピタルへの拠出によるものだと説明した。
トゥエンティワン・キャピタルは1月1日時点で4万3514BTCを保有しており、MARAホールディングスとストラテジーに次いで、上場企業の中で3番目に大きなビットコイン保有企業となっている。
企業によるビットコイン争奪戦が加速
年末の追加取得は、企業によるビットコイン争奪戦が激化する流れの中で行われた。日本の上場企業メタプラネットは火曜日に4279BTCを追加取得し、同社のトレジャリーは3万5102BTCに達した。
最大のビットコイン保有企業であるストラテジーも引き続き株式や社債による資金調達を進め、保有量は67万BTCを超えている。
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