Tendermintは事業でも使用できる拡散型の検証ツールを開発する見込みだ。最初の一歩となるのが先日公開されたツールで、デベロッパーが三分以内にメジャーなクラウドサービスプロバイダーのサーバーにブロックチェーンを設立できるというものだ。

 

開発者の視点

Tendermintの創設者にして最高経営責任者であるジャエ=クウォン氏はCoointelegraphにTendermintの新製品について語ってくれた。

「Tendermintでは単一のクラウドプロバイダーでは健全なブロックチェーンのプラットフォームを作れないと信じています。   だからプロバイダーを世界中に分散させる必要があるのです。こうすることでしかセキュリティと24時間サービスを提供する方法しかないからです。

そしてその最初の一歩として我々はMintnetというブロックチェーンを作るためのオープンソースツールを公開しました。

我々は今柔軟性があり不可知論なブロックチェーンを作ろうとしています。Tendermint Socket Protocol(TMSP)、はあらゆるプログラミング言語でブロックチェーンを作れます。そこにmintnetが加わることであらゆるクラウドサービスでブロックチェーンを提供できるようになります。

私たちは今様々なピースを一つのプラットフォームにまとめることに尽力しています。」

 

Mintnetすでにサービス開始

Tendermintの創設者の一人、ダスティン=ビングトン氏は「githubにあるソースコードを見てもらったら分かると思いますが、mintentを使いたい人は今からでも使えます!

私たちの目的の一つは事業でも使用できる拡散型の検証ツールを開発することです」と語った。

ダスティンによるとmintmetはデベロッパーがgoogle、aws、もしくはdigital oceanで自分のテストネットをリリースすることを想定してデザインされていると説明してくれた。Temdermint Socket Protocolを使用した場合、リリースにはたったの五分しかかからなく、自由な言語でブロックチェーンをプログラミングできる。今現在のスピードテストの結果は10k+ tx/blockのブロックタイムが2.5秒だった。

TendermintはホームページにてビデオでTendermint Socket Protocol (TMSP) の使い方を説明している。

Mintenetに近いサービスとしてはConseys/Microsoft Azureがある。

彼は「我々が知ってる中では主なクラウドサービスプロバイダーにリリースできるのはmintenetが初だ」と結論付けた。

 

ブロックチェーンは進化する

UTOXの創設者、ロブ=ゴンザレズ氏はこの新たな発明は「進化の一歩だが革命の一歩ではない」と話した。

彼は「Mintnetはリリースの補助としてのツールだ。ブロックチェーンのアプリに対して始める、止める、供給する、作るなどを指示するだけだ。たとえるならHerokuだ。半面、Openchainとの違いは自身のマシン上で行うだけに過ぎない。

MintenetはTendermintのブロックチェーンとのコマンドラインインターフェースをサービス化しただけのものだ。」と語った。

最後に「2016年はブロックチェーンにとって、そしてネットにとって面白い年になるだろう」と締めくくった。