中国のコングロマリット企業であるテンセントは、ブロックチェーン企業ShareRingと協力して、新型コロナウィルスの流行後での海外旅行再開に向けて新しいデジタルIDシステムを立ち上げている。
サウスチャイナモーニングポストの報道によると、ShareRingはブロックチェーン技術をテンセントのクラウドサービスと組み合わせて、ブロックチェーン基盤のデジタルID管理プラットフォームを作成する。
具体的には、ShareRingは、テンセントクラウドの顔認識技術と文字認識技術を使用して、その「自己主権型IDアプリ」の改善を支援する。現在の形式では、アプリを使用して飛行機やホテル、レンタカーなどを予約できるという。
テンセントとShareRingは、このパートナーシップの目的は、東南アジア諸国がポストコロナにおいて「観光に向けて国境を開放し、経済的打撃から回復する」のをサポートすることであると述べている。
旅行・観光業界は新型コロナによる世界的なロックダウンで、大きな打撃をうけている。テンセントとShareRingによると、このプラットフォームはすでに東南アジアの複数の政府機関から関心を集めているという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン