ニューヨーク拠点のブロックチェーンスタートアップ企業ブロックデーモン社が、シードステージ(創業まもない段階)における資金調達を終了した。調達額は327万5000ドル(約3億5000万円)。ブロックチェーンインフラの強化やマルチテナントネットワーク開発に使う。

 コンスタンティン・リヒターCEOがブログサービスのミディアムで7日に明らかにした。最大の投資家は通信大手コムキャストだった。このほか、シリコンバレーのエンジェル投資家やベンチャーキャピタルのボールドスタート、エムステート(MState)などが投資した。エムステートはブロックデーモン社のプレシードステージにおいても投資している。

 リヒターCEOはコインテレグラフに対し「世界有数の企業による直接投資は、当社を信頼し、直接支援するという彼らの意思表示に他ならない」と話した。

 ブロックデーモンは、自社を「サービスとしてのノード・プラットフォーム」と説明する。ノードの位置を割り当ててブロックチェーンに接続するマルチチェーン、マルチクラウド・ネットワーク管理システムとして機能する。ブロックデーモンは最近、ブロックデーモンの独自インフラ上でイーサリアム (ETH) やビットコイン (BTC) のためのパブリックノード割り当てサービスを開始している。