「仮想通貨決済で匿名性確保」、個人向けゲノム解析サービスが開始

個人向けゲノムシーケンス(DNA塩基配列)解析を展開するスタートアップ「ネビュラ・ゲノミクス(Nebula Genomics)」は9月19日、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨による決済に対応し、匿名で遺伝子検査を行えるサービスを発表した。顧客は、氏名・住所・クレジットカード番号などの個人情報を開示することなく、細胞内のゲノムDNA配列をすべて解読する手法「全ゲノムシーケンス解析」を選択し、唾液サンプルを提出しやすくしたという。

またネビュラは、仮想通貨を保有していない場合は、プライバシー保護のためプリペイドのクレジットカードを利用するよう呼びかけている。さらに唾液サンプル提出では、自宅の住所などを非公開のまま重要な文書をやり取りできる私書箱サービスを介して、唾液収集キットを提供している。

なおゲノムデータ自体は、一意の遺伝子マーカーが含まれており匿名化できないという。このため、ゲノムデータに関する取消不能な永久所有権、データにアクセスした研究者の身元記録機能などを備えたブロックチェーン基盤のデータ共有製品をすでに開発・実装したそうだ。複数の独立した非営利研究組織間が複数キーを使って暗号化を解除する仕組みを採用し、ネビュラを含め単一企業のみでデータを取得できないようにしたアクセス制御機能も採用しているそうだ。

ネビュラは、「最も重要な点は、個人の匿名性維持により、研究者とデータを共有する前に、個人向けゲノム解析企業の匿名化方針に依存する必要がなくなることだ」と説明した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版