ウィルス対策ソフト「マカフィー」の創業者であるジョン・マカフィー氏は、「Ghost(ゴースト)」と呼ばれるプライバシーコイン(匿名通貨)に取り組んでいると発表した。4月11日にツイッターで明かした。

ゴーストは、プルーフ・オブ・ステークス(PoS)のアルゴリズムで、分散型取引所McAfeeDex上でアトミックスワップを通じて主要仮想通貨と取引可能になるとしている。アトミックスワップは、異なるブロックチェーン間でのP2P取引。同氏は以下のように述べている。

「DEXとプライバシーコインのコンビで、我々は我々の金融を完全にコントロールできる!」

マカフィー氏は、脱税容疑で米国から追われており、仮想通貨については強烈な支持者であるが、業界内では物議を醸す発言・行動で知られている。

2018年にツイッターで仮想通貨のプロモーションを投稿したことと引き換えに10万5000ドル(1125万円)を受け取り始め、6カ月間超に渡り受け取っていたとされる。Viceの報道によれば、同氏のプロモーション投稿が50%から350%の短期間の価格上昇につながったとしている。

2019年8月、ゾンビ―コインを開発したサウス・チャイナ・ゾンビ研究所(South China Zombie Research Centre:SCZRC)が、同ホワイトペーパー草案とイニシャルコインオファリング宣伝に、マカフィー氏に450万ドル(約48億円)支払ったとされる。

マカフィー氏は支払いを受けた後、同氏は同コインは「ごみのようなコイン」になると宣言し、SCZRCから1億ドル(約107億円)の訴訟起こすと言われていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン