仮想通貨取引所TAOTAO(タオタオ)の荒川佳一朗CEOが3日、ブログサービスのnoteで初投稿し、サービス開始から1ヶ月で預かり円資産が5億円を超え、1万人の顧客が預け入れていることを明らかにした。口座申込数は5月30日〜6月30日までの1ヶ月で5500件だった。

ヤフー子会社のZコーポレーションが出資しているTAOTAOは今年5月30日からサービスを開始。6月末までで現物取引が約10億円、レバレッジ取引が240億円となったという。いずれも仮想通貨ビットコイン(BTC)の取引が多く、主に買いが中心だ。

買いの取引が中心になった理由としては以下のように説明した。

サービス開始以降、仮想通貨の価格が軒並み上昇トレンドにあったことがあると考えています。弊社ではBTC(ビットコイン)は6月26日に最高値 1,496,300円をつけ、同月の最高値となりました。同日の始値が1,237,900円でしたから、この一日でも相当の動きがあったということになります。また5月30日時点では久しぶりに1,000,000円をうかがうような展開であったことからも、この期間の上昇は眼を見張るものがありました。通貨ごとに違いはあるものの、概ねこのトレンドで推移してきたと見て良いと思います。

一方で荒川氏は6月の相場が大きく動いたことで一部の顧客にロスカットが生じたことに触れ、現在は現物取引、レバレッジ取引の配信価格を一部見直していることに言及した。

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