仮想通貨ハードウェアウォレットのNgraveは、現在進めている仮想通貨セキュリティ調査の最初の結果を発表した。

この調査結果は、デジタル資産でのセキュリティについて多くの洞察を提供している。この調査は、世界78ヵ国の仮想通貨ユーザー約1400人を対象に行われている。回答者の90%は男性であり、60%以上が25~45歳の年齢層にあたる。

調査対象のうち、62%が取引所に仮想通貨の少なくとも一部を保管しており、3人に1人が単一の取引所に資産の40%以上を保管している。

取引所でデジタル資産を保管している人の大多数(96%)は、何らかの形式の2要素認証(2FA)を使用している。ただし、4人に1人は2FAコードのバックアップを作成していない。

さらに回答者のほぼ半数が、取引所のログイン認証情報をオンラインもしくは一貫性のない方法でバックアップしている。

回答者の3分の2はハードウェアウォレットを使用しており、そのうち4分の3はUSBデバイスだ。またハードウェアウォレットユーザーの87%は、大量の引き出しを行う前にテストトランザクションを実行している。

ただし、ハードウェアウォレットユーザーの67%はバックアップをペーパーウォレットに保管しており、半数以上が誰かがバックアップを見つけた場合に秘密鍵が危険にさらされることを認識している。

Ngraveは、ハードウェアウォレットに加えて、グラフェンを手掛けている。グラフェンは、ウォレットのバックアップキーを、1枚の鋼板に刻印しておく方法だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン