フォーブスのブロックチェーン企業50社リストに掲載された企業の半数以上が、ブロックチェーン技術を使用して自社のロジスティックスの問題を解決している。

このリストに新たに追加された21社のうち、11社はサプライチェーンや製品追跡、出荷情報の問題にブロックチェーンや分散型台帳技術(DLT)のソリューションを適用している。

フォーブスによると、「現在、数百の大企業がビットコインの基盤となる技術を使用して、業務をより効率的にしている」。

「ブロックチェーン50のほとんどの企業は、ビットコインの投機家ではなく、革新的な方法で仮想通貨の基盤となるテクノロジーを採用しようとしている」

このカテゴリの大企業には、ドローンの航空管制システムにブロックチェーンを使用しているボーイングが含まれている。オラクルは海運コンソーシアムを運営しており、コカコーラのCONAサービスはブロックチェーンを使用してボトラー間の注文や出荷を追跡している。フランスのスーパーマーケットチェーンのカルフールは現在、食品のトレーサビリティでブロックチェーンを活用し、30種類の製品を追跡している。

エンタープライズ主導のグローバルなブロックチェーンロジスティクス市場は2025年までに7億6550万ドルの規模になると予想されており、ベンダー間の激しい競争を引き起こしている。

HyperledgerやAzure、Cordaといった商用ブロックチェーンプラットフォームは、高スループットのネットワークを提供している。これにより、ロジスティックの問題にブロックチェーンソリューションを適用しようとする企業では、こういったソリューションの採用が増加している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン