カナダ取引所子会社、仮想通貨仲買サービス開始

 カナダの証券取引所(TSX)を運営するTMXグループは22日、子会社のショーカンDCNがペイケース・フィナンシャルと提携し、仮想通貨仲買サービスを立ち上げることで合意したと発表した

 ペイケース・フィナンシャルは、トロント拠点の分散型金融サービスのプロバイダーだ。新事業は、今年第2四半期に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の仮想通貨仲買プラットフォームを立ち上げる計画だ。提携の目的は、ショーカンDCNのカナダ金融市場における専門知識と、ペイケースの仮想通貨データ集約プラットフォームを結び付けるためだ。さらに、BMOフィナンシャルグループが、決済インフラの一環として、金融サービスをショーカンDCNに提供することで合意している。

 ショーカンのピーター・コンロイ社長は、今回の提携について「革新的な企業家精神にあふれる業界のリーダーであるペイケースと提携できて嬉しい。ショーカンDCNが永続的な成功を模索するなかで、必要な協働業務をこの先積み重ねていくことを楽しみにしている」と話した。

 TMXグループの企業革新、製品開発部門総括責任者のジョン・リー氏は「新しいテクノロジーが世界の金融業界を絶え間なく変革させていく今、当社は、伝統的、非伝統的マーケットのどちらの顧客ニーズにも対応すべく、自社ビジネスを進化させる新たな方法を模索し続けている」とコメントした。

 カナダの金融会社のなかには、仮想通貨に懐疑的な姿勢をとるところもある。トロント・ドミニオン銀行(TD)は先月、同行が発行するクレジットカードで顧客が仮想通貨を購入することを禁じた。禁止措置は、銀行と顧客を守るためと、代表は述べている