米サンフランシスコ拠点のオンライン決済会社ストライプは、新たに2億5000万ドル(約270億円)を調達した。9月19日に発表した。時価総額が350億ドル(約3兆7000億円)となった。

米VCのアンドリーセン・ホロウィッツやゼネラル・カタリスト、セコイヤなどが出資した。

ストライプは、2016年の時価総額92億ドル(約9927億円)から、今年初めには2億4500万ドル(約264億円)の資金調達も併せて225億ドル(2兆4282億円)規模に成長していた。

同社は、フェイスブックの独自仮想通貨「リブラ」プロジェクトの公式パートナーでもある。新たに調達した資金で、グローバル化を進めてサービス提供を拡大し、企業の潜在能力を高めるとしている。

「新規インターネットユーザー6人中5人は、北米や西欧州以外の地域からだ。ストライプは、新たな市場拡大に大きく投資してきた。ストライプは最近、新たに8カ国で公開し、向こう数カ月でさらに拡大する。グローバル経済70%をカバーする計40カ国を目指す。2020年に向けさらなる公開を予定している」

同社社長で共同創設者のジョン・コリソン氏は、以下のように述べている。

「我々は、2030年以降にインターネット事業を強化するインフラ構築に向け投資する。我々が正しければ、グローバル経済の前進に向けたエンジンとして、インターネットの可能性を実現させる手助けとなる」

今月、ストライプは、米国内のインターネット事業者向け貸付サービス「ストライプ・キャピタル」の公開を発表している。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版