ステラ開発財団(SDF)は、決済プロバイダー企業マネーグラム・インターナショナルへの少数投資家となった。

8月15日の投稿で、ステラ開発財団のCEO兼エグゼクティブディレクターであるデネル・ディクソン氏は新たな投資について発表し、「マネーグラムへの資金提供を決めるのは容易だった」と語った。ディクソン氏はブログ投稿で、投資はステラ開発財団の現金資産から行われ、財団の運営を支援するために設定された資産を使用したと付け加えた。

ディクソン氏は具体的な金額を明らかにしなかったが、この投資によりSDFがマネーグラムの取締役会に席を得ることになったという。彼女は、SDFからの投資がマネーグラムのデジタルビジネスの拡大とブロックチェーン技術の探求に貢献し、「何よりも重要なことは、世界をリードする金融技術企業の一つであるMGIが、フィンテックにおけるデジタル分野のリーダーになることを再び決意したことを示している」と語った。

ステラ開発財団は2021年にマネーグラムと商業パートナーシップを結んだが、2019年から同社とツールや技術の開発に取り組んできた。2022年11月には、マネーグラムは米国ユーザーがモバイルアプリを通じて仮想通貨の購入、売却、保有を可能にした。2023年7月には、地元銀行のバネスコとのパートナーシップを通じて、ベネズエラの消費者向けに新たな口座預金サービスを発表した。

ステラのネイティブトークンであるステラ(XLM)は、この発表に反応を示さず、コインテレグラフの価格データによれば、執筆時点で4.4%下落し、0.129ドルになった。XLMはリップル対SEC裁判の勝訴の後に上昇したが、それ以降28%下落し、2018年1月の最高値0.875ドルから85%下落している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン