スイスの仮想通貨版シリコンバレーと称される「クリプトバレー」の企業数が過去1年でおよそ2倍の約600社に増加し、企業の評価額が440億ドル(約4.9兆円)に達していることがCVベンチャーキャピタルの調査で明らかになった。CVが2017年4月に集計を始めた際、企業数は約350社だった。

CVに掲載された上位50社のうち5社は、スイス・ツーク市に位置するクリプトバレーに拠点があるか、クリプトバレー発祥の企業である。また、上位50社にはマイニング大手のビットメインやカルダノ、Dfinity、イーサリアム、ザポ(Xapo)が入っている。

スイスは仮想通貨やブロックチェーン技術を国際金融の戦略的改革として位置づけ、産業の発展を維持したい考えである。一方、銀行口座開設は厳しく、仮想通貨を支持する銀行や投資家は法整備の重要性を強調している。

(コインテレグラフ@マーケットアラート)