世界的なコーヒーショップ・フランチャイズのスターバックスは、顧客の獲得と維持のために、Web3の新しいポイントプログラムの立ち上げを検討している。同社のハワード・シュルツ暫定CEOが明らかにした。

シュルツ氏は、火曜日に行われた同社の第3四半期決算説明会で、スターバックスが同社のロイヤリティ・プログラムを発展させた新しいWeb3「デジタル・イニシアチブ」を間もなく発表することを明らかにしました。

「このデジタルのWeb3に対応した新たな取り組みにより、『使って貯める(spend-to-earn)』という強力なスターバックス・リワード・エンゲージメントモデルをベースにしつつ、顧客を感情的に惹きつける新たな手法を導入することができる」

シュルツ氏はその具体的な内容を明かさなかったが、説明会中に「スターバックスリワードのデジタルエコシステムとスターバックスブランドのデジタルグッズを、報酬とコミュニティ構築の両方の要素として統合する」ことを検討していると言及した。9月13日に開催されるスターバックスのインベスター・デイで、その全貌が明らかにされる予定だ。

「これにより、全く新しいデジタル・ネットワーク効果が生まれ、当社の中核店における新規顧客の獲得と既存顧客の増収が期待できる」と述べた。

同社の四半期業績は、前四半期比9%増の82億ドルとなり、アナリストの予想を上回ったと報じられている

また、シュルツ氏は、Web3への移行はスターバックスの顧客層の中でも若年層を引き付け、それを維持するための取り組みの一環であるとも述べた。

「顧客基盤が高齢化し、若い人たちとの関連性が薄れるようなビジネスにはしたくない」とし、"当社の歴史の中で、Z世代にとって現在ほど関連性が高いことはなかった」と述べた。

スターバックスは4月にNFT(非代替性トークン)の流行に乗る計画を発表し、シュルツ氏は「今年末までに我々はNFTビジネスに参入するつもりだ」と言及していた。