米人権団体「ヒューマン・ライツ・ファンデーション(HRF)」がオーガナイズするイベントベースの組織「オスロ自由フォーラム」は、YouTubeで9月25日に公開したインタビューにスクエアとツイッターのCEOであるジャック・ドーシー氏を招いた。ドーシー氏は、ビットコイン(BTC)について積極的に語った。

「ビットコインの精神とは、たとえば、信頼できない環境で信頼できるシステムを提供することだ」と、ドーシー氏はHRFのトール・ハルヴォルセン氏に語った。

ドーシー氏のコメントは、セキュリティと悪意のある当事者から保護するための方法についての議論に及んだ。「私は根本的にセキュリティは完璧にできるものではないと考えている」とドーシー氏は述べた。「攻撃者より10歩先を行くことは絶え間ない推進力となる」と語った。

ドーシー氏がトップを務めるプラットフォームであるツイッターに関して、彼は攻撃者よりも優位に立つため、自社のセキュリティや様々な外部の洞察について社内の自己認識を維持するなど、複数の手段を挙げている。ドーシー氏はまた、適切なフレームワークを選択することにも言及。「私たちのプラットフォームの中で正しいセキュアなシステムを構築することで、信頼できない環境でトラストを持ちことができる」と、ドーシー氏は述べた。

そしてビットコインにも話が及んだ。ドーシー氏は、ビットコインとそのテクノロジーを、セキュリティを強化するたの新たな技術イノベーションの例として取り上げ、信頼をそれほど重要ではないコンポーネントにしたと述べた。また、ビットコインにみられるように、個人が自分のアクセス機能と鍵を保持できるという概念と重要性についても触れた。

インタビューの後半で、ドーシー氏はブロックチェーンと分散化についても話が及び、一元化されたエンティティではなく、多数の当事者がホストすることで、オンラインコンテンツの状況を変えるものであると説明した。「ブロックチェーンとビットコインは未来を指し示した。コンテンツが永久に存在し、永続的であり、消えることがなく、接続されているすべてのノードに永久に存在する世界を指し示した」と、ドーシー氏は説明した。

最近のインタビューでも、ドーシー氏は、ビットコインはインターネットのネイティブ通貨だと語っていた

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン