送金アプリのスクエア・キャッシュは、ビットコイン(BTC)売買オプションを、仮想通貨規制法で提供を見送っていたワイオミング州でも開始した。ニューヨーク州でもビットライセンスが取得でき次第、開始する見込み。

 ワイオミング、ニューヨーク、ジョージア、ハワイの4州では、仮想通貨の規制法が厳しく、これまでは仮想通貨オプションを提供していなかった。

 同アプリのツイッター・アカウントは12日、ワイオミング州のアプリ利用者に、ビットコインによる取引オプションの提供を開始したとツイートしている。ニューヨーク州はまだかという問いに対して、「取り組んでいるところ」と返答した。

 @CashApp
 取り組んでいるところです!乞うご期待。

 スクエア・キャッシュの広報担当者はコインテレグラフに対し「仮想通貨オプションの提供開始以来、除外されていた4州にも提供すべく取り組んできた。その中でワイオミング州が最初の成功例となった。ほかの州でも開始できるよう取り組んでいく」と、意気込みを語った。

 ワイオミング州はこのほど、仮想通貨をユーティリティ・トークンとして定義し、新たな資産区分を設ける法律を成立させている。トークンを投資商品として販売するのではなく、商品やサービスの対価としてのみ使用される場合に、トークンの開発者や販売者は州の証券取引法から除外される。