世界で最も歴史のある美術品・高級品オークションハウスであるサザビーズは、公衆衛生擁護団体であり非営利団体であるソステント(Sostento)と協力し、最新のNFTコレクションをNFT専用のマーケットプレイス「サザビーズ・メタバース」を介してオークションにかけることを発表した。「Gifted:The 140 Collection」と題されたこのオークションは、サザビーズにとって「過去最大のNFTチャリティ・オークション」となる予定で、その収益はすべてSostentoに寄付される。

出品されるNFTはもともと、今年6月にツイッター社がランダムなフォロワー140人に140個のNFTをプレゼントするという企画の一環として贈られたもの。プレゼントされた人は "The Besties"と呼ばれている。今回、そのThe Bestiesのうち7人が、7個のNFTのフルセットを販売し、新型コロナウイルスによるパンデミックやオピオイド過剰摂取の危機に立ち向かうSostentoの医療従事者を支援することになった。

コインテレグラフに共有された発表の中で、サザビーズの科学・大衆文化部門のグローバルヘッドであるカサンドラ・ハットン氏は次のように述べた。

「Sostentoのような組織だけでなく、NFTの重要性を認識し、その力を正当な目的のために利用しているThe Bestiesのグループと一緒に仕事ができることは、とても刺激的だ」

Sostentoのパートナーには、Giving Blockがある。Giving Blockは、慈善団体、組織、大学、信仰ベースのグループが、仮想通貨を活用し、仮想通貨による資金調達を受け入れるためのプラットフォームを提供している。

Sostento社のCEOであるジョー・アゴアダ氏によると、今回の販売でえた収益は、Giving Blockによって処理された後、「最前線の医療従事者が命を救うためのミッションを果たすために直接投資される」という。