ビットコイン関連のグーグル検索で”異変”が起きている。

グーグルトレンドによると、検索数で「ビットコイン」と「Bitcoin」が「BTC」を下回った。この現象は日本や米国だけでなく、世界的な現象となっている。

(出典:グーグルトレンド 「ビットコイン vs. BTC(日本)」※100が人気絶頂期)

(出典:グーグルトレンド「Bitcoin vs. BTC(米国)」)

(出典:グーグルトレンド「Bitcoin vs. BTC(世界)」)

BTC検索の増加は8月29日に始まり、31日か9月1日にピークを迎えている。8月29日といえば、ビットコインが7%ほど急落した日だ。

普通は、「ビットコイン」と「Bitcoin」の方が「BTC」より検索数が多い。

フォーブスによると、現在のBTCの検索ボリュームは、2017年にビットコインが過去最高値をつけた時を大幅に上回っている。また、発端となったのはルーマニアではなないかと見られている。

価格操作を疑う仮想通貨アナリストもいる。

「The Crypto Trader」の著者であるグレン・グッドマン氏は、アルゴリズムを使ったゲームだと指摘した。

「このハッカーは、BTCを買った後、グーグルで膨大な数の”BTC”検索を行った。アルゴリズムを使ったトレーダーたちがBTC検索の増加を検知し、大量のBTCを購入。価格が上がったとこでハッカーはBTCを売って儲ける。簡単なマネーだ」

29日の急落に関しては、コインベースでの大量売却がきっかけであり、価格操作ではないという調査報告も出ている

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