昨年8月に3400ドル(約38万円)相当のシバイヌ(SHIB)コインを購入した人物は先見の明があったようだ。現在そのコインの価値はなんと15億5000万ドル(1760億円)にまで成長した。

この未知の人物は、2020年8月以来、合計44回にわたってSHIBを購入している(一度に最大の購入額は3200ドルだった)。購入した総額は70,200,003,107,594 SHIBにのぼり、その価値は56億3000万ドルにもなる。

ウォレットのアドレスがツイッターで共有されたが、ツイッターの仮想通貨コミュニティからは「57億ドルを吸収する」のに十分な流動性がSHIB市場にあるのかという指摘も出ている

Eherscanによると、このSHIBホドラーは3400ドル相当のラップドイーサリアム(WETH)で2020年8月にシバイヌを9回購入している。

CoinGeckoのデータによると、SHIBの時価総額は現在403億ドルとなっている。過去30日間で、SHIBは1063%の上昇を見せ、SHIBは仮想通貨時価総額トップ10の中に入り、もともとのモデルだったドージコイン(DOGE)を追い越している。

記事執筆時点でSHIBは時価総額で第9位にランクインしており、DOGEは11位となっている。

SHIBの強気トレンドについては、3つの背景があるようだ。1つは複数の仮想通貨取引所への上場によるユーザーアクセスの増加、「シボシ」と呼ぶシバイヌ独自のNFTプロジェクトの立ち上げ、OKExやFTX、フォビといった取引所での先物の建玉の急増だ。

SHIBの急騰の一方で、DOGEの評価はそれほどでもない。過去30日間でドージコインはわずか18.5%の上昇にとどまっている。