ソラナの保有拡大に向けて最大10億ドルの資金調達を申請したことを受け、ユペクシ(Upexi)の株価は火曜日の取引を終えて7.5%下落した。
ユペクシは火曜日、米証券取引委員会(SEC)に提出した発行登録届出書で、普通株、優先株、社債、新株予約権などを対象に、段階的な発行を通じて資金調達を行う可能性があると説明した。
同社は、調達資金の純額は一般的な企業目的に充てるとしている。同社の主な戦略は、可能な限り多くのソラナ(SOL)を保有し、ステーキングによって追加トークンを獲得することにある。
コインゲッコーのデータによると、ユペクシは210万SOLを保有しており、その評価額は2億6230万ドルとなる。企業によるソラナ保有額では第4位に位置する。
一方、2025年後半にかけて仮想通貨市場全体が調整局面に入ったことや、仮想通貨を保有するトレジャリー戦略の持続性に対する信認が低下したことを背景に、ソラナのトレジャリー購入ペースは大きく鈍化している。
ユペクシの株価は火曜日に7.54%安の1.84ドルで取引を終えたが、時間外取引では4.34%上昇し、1.92ドルまで持ち直した。

ユペクシはもともと消費者向け製品やEコマースを主軸とする事業を展開していたが、今年4月にソラナ・トレジャリー企業へと舵を切った。
ただし、同社は7月23日以降ソラナを追加購入しておらず、保有するSOLの評価額は9月中旬の約5億2500万ドルをピークに、足元では2億6230万ドルまで減少している。

現在、ユペクシはソラナ・トレジャリーで約19%の含み損を抱えている状況だ。
コインゲッコーによると、ソラナは現在123.75ドルで取引されており、2025年1月19日に記録した史上最高値293.31ドルから57.5%下落している。
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