ソラナブロックチェーン上でのステーブルコインの取引量が、1月に3000億ドル(約44兆4000億円)を突破したことが、ブロックチェーン分析プラットフォームのアルテミスの調査で明らかになった。
この数字は、2023年12月の2970億ドルを上回り、前年同月比ですでに2520%増となっている。現在、ソラナのステーブルコイン市場シェアは32%に達しており、1年前の1.2%から大幅に上昇している。
ソラナ上でのステーブルコインの活動は2023年10月から増加を始め、それ以来650%増加した。

アルテミスによると、ステーブルコインの取引量のトップはETHで、今月は3170億ドルに達し、市場シェアは33%以上となっている。しかし、ソラナが急速に追い上げているようだ。
ステーブルコインの取引量で第三位のブロックチェーンはトロンで、今月は2400億ドルに達している。1月16日、アルテミスは全ネットワークでの週間ステーブルコインの取引量が年初来で最高額になったと発表した。成長の背景には、ソラナ上のUS Dコイン(USDC)の取引量がある。
Stablecoin transfer volume surpassed $367 billion for the week of January 8th.
— Artemis (@artemis__xyz) January 16, 2024
This notable growth can be attributed to the $USDC transfer volume on @solana, which has propelled stablecoins to reach their highest transfer volume levels in over a year. pic.twitter.com/jpitEHXPxn
1月18日、パクソスは、ステーブルコインUSDPがソラナブロックチェーン上で立ち上げられたと発表した。過去1年間で、全てのブロックチェーンを通じて1兆1800億ドル以上のステーブルコインが移動された。
ステーブルコインの取引量に加えて、ソラナ上での分散型金融の活動が増加している。ディファイラマによると、トータルバリューロックド(TVL)は2022年9月以来の最高水準である13億6000万ドルに達した。
ソラナ(SOL)価格は今週後退し、週末には2%下落して記事執筆時点で93ドルで取引されている。2023年12月の高値123ドルから25%、2021年11月の最高値260ドルから64%下落している