6月18日午前11時30分のビットコインは、小幅な値動き。24時間前と比べて1.7%ほどのプラスに止まっている。次に意識されるのは、心理的に重要な水準である1万ドル。1万ドルまでスムーズに到達するかを巡ってアナリストの見方が分かれている。
(出典:TradingView「ビットコイン/米ドル(1日)」)
「まっすぐ1万ドル目指す」
米経済番組CNBCのアナリストは、16日の急騰で下降トレンド線を突破したと指摘。また突破地点がくさびになりさらなる上昇に向かう傾向も「はっきりしている」と述べた。
また、「保合い→上昇」、「保合い→上昇」と過去に類似するパターンが見られたことも1万ドルまで障害がない理由として指摘した。
その上で、昨年12月につけた安値(3200ドル付近)が今後「重要な安値」水準として意識されるだろうと分析した。
「一旦6500ドルにプルバック」
一方、eToroのアナリストであるサイモン・ピーターズ氏は、次の強気相場が始まるまでに一旦6500ドルまで下がる可能性がある予想した。CCNが報じた。
ピーターズ氏は、「ここから上昇、上昇、上昇というアイデアは未だに信じられない」とし「我々はいつ大きな調整を迎えてもおかしくない状態でありその際は6500ドルまで下がる可能性がある」と発言した。ただ、1万ドルが視野に入っていることは認めた。
1万ドルに注目する仮想通貨アナリストは多い。
ファンドストラットのトム・リー氏は、1万ドルになったら最高レベルのFOMO(取り残されることへの恐怖)が発動し「2、3日FOMOしたらすぐに過去最高をつける」と予想した。