SECがリップル社とブラッド・ガーリングハウスCEOと共同創業者のクリス・ラーセン氏に対し、仮想通貨XRPを未登録で販売したことで訴訟を起こしたことで、一部米国の仮想通貨取引所が上場廃止を決定した。

XRPを上場廃止したのはBeaxyとCrossTower。いずれも2019年以降に事業を開始した新興の仮想通貨取引所だ。

Beaxyは23日、ツイッターで「追加の情報が出るまでXRPの取引を停止しました。出金は追加の情報が出るまで引き続き可能です」と明らかにした。

一方、コインデスクによると、CrossTowerのクリスティン・ボギアーノ氏は「上場基準は資産が証券であるかどうか」だとして、XRPの不確実性から上場廃止を決定したという。

クロスタワー社はコインベースが主導して立ち上げた仮想通貨評価委員会のメンバーだ。同委員会は仮想通貨が証券かどうかを評価するもので、XRPは5段階中で4点と、証券に近いとみなされている。メンバーにはビットトレックスやクラーケンも所属している。