シンガポール航空は、自社のマイレージプログラム「クリスフライヤー」のために、ブロックチェーンを使用した“革新的な”アプリを18年8月にリリースする予定だ。
シンガポール航空は5日、マイクロソフトおよびKPMGデジタル・ヴィレッジと連携し、ブロックチェーンを使用したアプリが「実用可能だと無事証明された」と発表した。
現在はプログラムの提携先となるシンガポールを拠点とする小売業者の参加を募っている。プログラムの利用者は店頭での商品やサービス購入がマイルで決済できるようになる予定だ。
シンガポール航空のゴー・チュン・ポンCEOは「ブロックチェーン技術を使って当社のクリスフライヤーをデジタル化するこの革新的なアプリは、顧客の利益のために我が社がデジタル面強化に投資を行っていることの証」としている。
最近になって、航空業界はブロックチェーン技術を積極的に取り入れようとしている。
先月、カナダ政府はオランダ政府と連携し、入国管理の抜本的改革のためにブロックチェーンを活用する試験的な枠組を発表した。また先月には、オーストラリアのブリスベン空港がターミナル全体で仮想通貨決済を受け入れ、「仮想通貨」空港になることを目指すとしている。