闇サイト「シルクロード」運営者で、終身刑で服役中のロス・ウルブリヒト氏は12日、ブログを更新し、現在のビットコイン相場は来年まで弱気傾向が続くものの、価格が下がった際は絶好の買いの機会が訪れると主張した。

同氏によると、ビットコインは2011年から現在までに、2017年末の最高値を境にして2つのサイクルに分かれていると分析。2011年から2017年末までが強気相場で、現在は弱気相場の「第2のサイクル」にあるという。

シルクロード

(出典:ロス・ウルブリヒト)

ウルブリヒト氏は長期的には回復すると考える一方で、短期的には価格が3000ドルを下回る可能性についても示唆。ただ、この下落後は確実に反発が起こり、ここから「第3波」が訪れ、絶好の買いの機会になるという。重要な価格として3200ドルをした抜けた場合に、最終的な安値が訪れる可能性が高いとして、以下のように続けた。

「こうした環境の中で買いを行うには不屈の精神が必要だが、第3波で価格が最高値を更新したときの見返りは、それに匹敵するものになるだろう」

「現在の第2波の動きの範囲を予測することは難しい」としながらも、現在の下落の動きが2019年3月ごろまで続いた動きをなぞるなら、今年6月から7月に底値をつけると予想。しかし、2021年まで続く長い弱気相場になる可能性もあるとした。

仮想通貨ビットコインは、24時間で2%ほど下落し、足元では6600ドル台を推移している。現在の価格からは大きく下落するとの予想も出ており、今後の動きに注意が必要だ。

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(出典:Coin360 4月13日午後18時20分)