ビットコインマイニングの大部分はいまだ中国に拠点を置いているが、ほかの場所にシフトし始めている兆候がある。

ビットコイン最大のマイニングプールの1つであるF2Poolの共同創設者であるチュン・ワン氏は、ハッシュレートにおける中国の比率が縮小しており、「シフトは本物だ」と述べている。

ワン氏は、4月22日にデジタルカレンシーグループのバリー・シルバート氏によって公開されたデータを共有している。これは、米国を拠点とするビットコインマイニングプールであるFoundryが、4月中に世界トップ5のマイニングプールにランクインし、ハッシュレートの7.6%のシェアを占めたことを明らかにした。

「ビットコインのハッシュレートは中国から北米に急速にシフトしている」と、シルバート氏は主張した。トップのマイニングプールは、中国のマイニングハードウェアメーカーであるビットメインによって運営されているAntPoolであり、ハッシュレートの18.6%を占めている。

ケンブリッジ大学の推定では、中国のマイニングに占めるシェアは約65%となっている。一方マイナーデイリーは、中国のシェアは55%、米国は11%だと推定している。