二人の上場投資信託（ETF）アナリストが、米国証券取引委員会（SEC）がイーサ（ETH）現物上場投資信託（ETF）を承認する可能性を再評価している。これは、金融規制当局に関する、ある「うわさ」を聞いたためであるようだ。
ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏とエリック・バルチュナス氏は5月20日のXの投稿で、SECが今週のイーサ現物ETFの否認を「180度転換」するかもしれないと明らかにした。現在、規制当局からの申請書やSECのゲイリー・ゲンスラー委員長の声明、および調査報告から、SECがイーサ現物ETF申請を否認する可能性が高いとされている。
しかし、セイファート氏とバルチュナス氏はイーサ現物ETF承認の可能性を25%から75%に変更した。セイファート氏は、この投資手段が「ますます政治的な問題」になっていることをほのめかした。「これが本当であれば、[イーサ]の人々からの返信でこれが終わることはないだろう」とセイファート氏は語った。「しかし、複数の情報源から聞いている。もし正しければ、今後数日で多くの申請が見られるだろう」とした。
SECは5月23日までにヴァンエックのイーサ現物ETFを承認するか否かを決定しなければならない。SECは規制ガイドラインの範囲内で、すでにヴァンエックの申請を最大限遅延させており、これがイーサ現物ETFの最初の可否となる。ARK 21シェアーズ、ハッシュデックス、インベスコ・ギャラクシー、ブラックロック、フィデリティもSECの決定を待っている。
4月9日のインタビューで、ヴァンエックのCEOであるヤン・ヴァン・エック氏は、SECが5月に自社のETF申請を承認することはないと疑問を呈した。資産運用会社グレイスケールは5月7日にイーサ先物ETFの申請を撤回し、マイケル・ソネンシャイン氏は5月20日にCEOを辞任することを発表した。
米国下院および上院の議員は過去2週間で、資産を保有する企業と取引する銀行を扱う方法に影響を与えるSECの規則を覆すために投票した。発表時点で、ジョー・バイデン大統領が議会の決議に対して拒否権を行使するか、法案に署名するかは不明だ。
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