米証券取引員会(SEC)は、ボストンセキュリティートークン取引所(BSTX)の登録承認をめぐり、現在の4月2日の期限を延期した。BSTXの当初の提出に規則変更が追加されたことへ対応するためとしている。

BSTXは、承認されたセキュリティートークン取引所プラットフォームで、ボックス・デジタル・マーケッツオーバーストックのブロックチェーン部門tZEROとの共同所有になる。4月1日の書簡では、同プロジェクトはプラットフォームの運営を以下のように説明されている。

「BSTX上場基準を満たすNMS株を上場して取引する完全自動の価格時間優先実行システムで、補助的記録として、市場参加者らに報告された一定の1日の終わりのセキュリティートークンの収支を反映した補助的記録が分散型台帳技術で生成され、維持される」

SECは、BSTXアプリケーションおよびそれに続くボックスとtZEROが提出した修正に関して、フィードバックの概要を説明している。

同プラットフォームは、「エクイティ市場に著しい変化」を示すものとなる可能性があり、取引所オーナーとオーバーストック、他の事業体とtZEROトークンとの関連も指摘している。これらの関係がさらなる開示や分析を求める、としている。

また、同トークン価値が2年以内に85%減少したことも指摘。SECは査定にさらに時間を要するとしている。

さらにSECは、同取引所が米証券法に違反していないか調査するのにさらなる時間を要するとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン