米証券取引委員会(SEC)は、コインベースが仮想通貨規制の明確化を求める要請に対する回答を提供するために、さらに4か月の猶予を求めている。
6月13日付けの米控訴裁判所に提出した文書で、SECはコインベースの要請に対し、新たなルールを採用し、仮想通貨を規制する法律についてさらなる明確化を提供するために、さらに120日が必要だと述べた。この文書は、6月6日にSECに対して法制化を拒否しているか、それとも回答にさらなる時間が必要かを問う裁判所の命令に対する回答だ。
SECは「その請願に対して全体的に、または部分的にどのような措置を取るかまだ決定していない」とし、コインベースの職務執行令状請求は「根拠がない」と主張した。規制当局は、職務執行令状請求は「否定されるべきだ」と主張し、コインベースのルール制定を求める請願については「次の120日以内に」勧告ができると見込んでいると述べた。
このSECの返答に対して、コインベースの最高法務責任者であるポール・グレワル氏は、SECが新しい規制整備についてまだ決定していないという「誤謬」を繰り返したとツイートした。SECには「新たな規則を制定する意図はない」というゲンスラー委員長の声明を無視していると指摘した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン