SBIホールディングスは2日、ブロックチェーン事業を手がけるCTIAと日本産米の輸出を手がける百笑市場とともに7月からブロックチェーンを用いたお米の出荷プロセスの情報共有や業務効率化の実証実験を開始すると発表した。百笑市場が流通させる茨城県産米で始める。
SBIによると農作物のサプライチェーンでは生産や輸送、在庫計画が別々に管理されていることが多く、急激な需要変化に大きな負荷がかかることや、紙やファックスなどによる非効率なオペレーションが問題になっているという。
そのため実証実験ではCTIAGA開発する「トレーサビリティ・アズ・ア・サービス(Taas)」を導入することで生産から管理までに農産物の工程に関わる全ての情報共有を可能にして業務負担を大幅に軽減することを目指す。