SBIがみなし業者のLastRootsに出資、役員派遣で経営管理態勢の強化を支援

 SBIホールディングスは20日、仮想通貨交換業者のみなし業者であるLastRoots(東京都中央区)に対して、追加出資を行ったと発表した。さらにLastRootsの経営管理態勢の強化のために、SBIグループから役員を派遣することも明らかにした。SBIは昨年12月にもLastRootsに出資している。

 今回の追加出資の金額は公表していないが、日本経済新聞の報道によると、金額は数億円とみられ、持ち株比率の3割程度となったという。

 LastRootsは今年4月6日に金融庁から業務改善命令を受けている。金融庁はLast社の内経営管理態勢が不十分であり、マネーロンダリング対策や利用者財産の分別管理などが構築されていないと指摘していた。

 SBIはLastRootsに役員を派遣することで経営管理態勢の強化を図り、仮想通貨交換業の登録や事業成長を支援していくとしている。

 LastRootsも20日に出資受け入れについて発表。「SBIグループが保有する金融サービスおよび仮想通貨関連サービスの知見、技術、ノウハウを活用し、業務改善のさらなる推進、経営管理態勢の強化を進めていく」としている。 

 LastRootsは2016年7月にICOで6億円超の資金を調達。動画広告と仮想通貨を組みあせた広告プラットフォーム「こばんちゃんねる」や仮想通貨取引所を展開。広告プラットフォームでは動画を見ると、独自の仮想通貨である「c0ban(こばん)」を受け取れる仕組み。LastRootsの発表によると、今年7月で月間のc0ban付与回数が500万回の突破した。