SBIホールディングスは4日、同社子会社のSBIインベストメント社が「エリプティック・エンタープライズ」に出資したと発表した。出資額は非公表だが、エリプティック側はSBIを筆頭として、シリーズBラウンドの総額2300万ドルを調達したと明らかにしている。

エリプティック社はロンドンやニューヨークにオフィスを構え、仮想通貨分野でのアンチマネーロンダリング(AML)の実績を持つ企業。SBIによると、データベースと技術は業界トップだという。

AML事業に特化している同社は取引や取引に関するアドレスのリスクをスコアリングし、表示するサービスを提供。資金洗浄や資金流出が起こった場合に経路の把握や犯人の特定につながるソリューションを提供している。

エリプティック社は今回の出資により、日本とシンガポールで新しくオフィスを構え、事業を拡大する。同社はブロックに対し、両国は仮想通貨業界が活発であり、明確な規制のフレームワークを持っていることを進出の理由としてあげた。