SBIホールディングスリミックスポイントは12日、資本業務提携を締結したと発表した。その一環でSBIは、リミックスポイント傘下の暗号資産交換業者ビットポイントジャパンの株式51%を取得する。

今回の資本業務提携は、仮想通貨分野やエネルギー分野の事業で両社が協力する。SBIは市場買付を通じてリミックスポイントの発行済株式の5%を取得するほか、SBIフィナンシャルサービシーズがビットポイントの発行済株式51%を127億5000万円で取得する。SBIからビットポイントに取締役も派遣する。

SBIとリミックスポイントによれば、将来的にはビットポイントを「国内外の株式市場に上場させる可能性も視野に入れ」、ビットポイントの経営を行っていくという。

出典:リミックスポイントの説明資料

今後は、1)ビットポイントでの口座数増加に向けたクロスマーケティング、2)SBI傘下で仮想通貨マーケットメイカーのB2C2社との連携によるビットポイントでの流動性向上、3)SBIが関与する仮想通貨プロジェクトのトークンをビットポイントで上場させる、といった施策を進め、シナジー効果を高めていく。

WEB3領域でも両社は協力していく。その一環でSBIとリミックスポイントの知見を活かし、メタバースファンドを立ち上げる計画だ。