SBIホールディングスは19日、中国保険最大手である平安グループとの事業提携を発表した。平安グループのフィンテック企業ワンコネクト・フィナンシャル・テクノロジーと合弁会社SBIワンコネクトジャパンを設立した。AIやブロックチェーンを活用したワンコネクトのフィンテックプラットフォームを、日本の地域金融機関活性化に活かしていく。

ワンコネクトはAIやブロックチェーンを活用し、中国で銀行・保険。投資などのフィンテックプラットフォームを展開している。

SBIワンコネクトは、SBIが60%、平安グループが40%出資。同社はワンコネクトのフィンテックサービスを日本で展開していく計画だ。

日本の規制に準拠したフィンテックサービスプラットフォームを構築し、銀行・保険・証券などの分野で、日本の金融機関に展開する。

「金融機関のデジタル化による目指す姿(ビジョン)に向け、現状抱えている課題や問題をクリアにし、そのギャップを埋めるための具体的な施策」として、プラットフォームを推進していく。

SBIは地域金融機関を核とした「第四のメガバンク」構想を掲げており、その実現のためにワンコネクトのノウハウを活かしていくことになる。

ワンコネクトには、ソフトバンクやSBIも出資している企業だ。今月13日には米株式市場に新規株式公開(IPO)を行っている