SBIホールディングスは9日、中国の仮想通貨事業大手のフオビー(Huobi)グループとの資本・業務提携の基本合意を取りやめたと発表した。当初はフオビーの人材や技術を活用する計画だったが、自社のリソースを使ったセキュリティ強化や、処理能力のあるシステム構築の目処がたったからだ。

 また、仮想通貨取引所にのセキュリティ体制が問題になっている昨今、国内外の規制に迅速に対応できる開発体制を整えることも、理由としてあげた。

 傘下のSBIバーチャル・カレンシーズは先月27日、セキュリティの強化を目的に、仮想通貨取引所の開始を延期すると発表している。