最大のビットコイン保有企業ストラテジーは、2025年第3四半期に純利益28億ドルを計上したと発表した。前四半期の100億ドルからは減少したものの、市場予想を上回る好決算となり、時間外取引で株価は約6%上昇した。
9月30日までの3カ月間で、ストラテジーの1株当たり利益(EPS)は8.42ドルと、ウォール街予想の8.15ドルを上回った。純利益は前年同期の3億4020万ドルの赤字から大幅に改善した。
株価は木曜の取引終了時点で7.5%下落し、6カ月ぶり安値の254.57ドルを付けていたが、決算発表後の時間外取引で5.7%上昇し269ドル超となった。
ストラテジーは上場企業として世界最大のビットコイン保有量を誇る。四半期中のビットコイン価格の約6.5%上昇が、収益を押し上げた格好だ。
ストラテジーの市場純資産価値倍率(mNAV)は、1.05倍まで低下。これは、ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利後にビットコインが急騰した昨年11月の3.89倍から大幅に縮小している。
同社は、2025年のビットコイン利回りが年初来で26%に達し、利益は130億ドルになったと報告。年末までに30%のBTC利回りと純利益240億ドルを達成するとの見通しを改めて示した。この予測は、ビットコイン価格が15万ドルに到達するという前提に基づいている。
ストラテジーは第3四半期に4万2706BTCを追加取得し、9月30日時点で計64万31BTCを保有していた。その後も購入を続け、10月中旬時点では64万808BTCとなっており、平均取得単価は7万4032ドルとなっている。
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