韓国のIT大手サムスンは、仮想通貨イーサリアム(ETH)用分散型アプリ(dApps)を開発できるキット「サムスン・ブロックチェーンSDK」(ベータ版)を公開した。正式版は2019年末までに公開予定。また利用可能な地域は、米国、カナダ、韓国としている。サムスン公式ツイッターアカウントが、7月4日に明らかにした

公式ページによると、dApps開発者は、サムスン・ブロックチェーンSDKを利用することで、アカウント管理とバックアップ、決済およびデジタル署名の円滑化、秘密鍵の作成・管理・署名・生体認証などを行える個人情報保護プラットフォーム「サムスン・ブロックチェーン・キーストア」およびその他のコールドウォレットなどを扱えるようになるという。また今回のSDKは、「サムスン・ブロックチェーン・キーストアSDK」を含む関連開発キットのスーパーセット(上位互換)となっているそうだ。

SDKが対応するデバイスは、同社最新スマートフォン「Galaxy(ギャラクシー) S10」、次世代通信「5G」に対応した「Galaxy S10 5G」、折り畳みディスプレイ搭載スマートフォン「Galaxy Fold(フォールド)」など。

既報の通り、サムスンは2019年2月、Galaxy S10が仮想通貨の秘密鍵を保管できることを発表していた。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版