Bitcoin.comの会長を務めるロジャー・バー氏は、Bitcoin.comが従業員の50%を解雇するという一部報道について「BCashのFUD」だと反論している。

FUDとは、恐怖(Fear)、不安(Uncertainty)、疑念(Doubt)の頭文字を取ったもので、意図的に競争相手を不利にする情報を流すことだ。BCashとは、ビットコインキャッシュ(BCH)に反対するコミュニティの中で、BCHに対して軽蔑的な方法で使われる言葉だ。

新型コロナウィルスの影響で雇用を失われたケースをリストを掲載しているCandorのサイトに、Bitcoin.comのケースが投稿されたことを受け、いくつかの仮想通貨ニュースサイトが従業員解雇を報じていた。

しかし、Candorのリストはユーザーの投稿に基づくものだ。つまり、誰でも企業のレイオフ情報を投稿することができてしまう。バー氏の最近のr/btc subredditへの投稿から判断するに、Bitcoin.comについてもそのように投稿されてしまったようだ。Bitcoin.comの従業員の50%がレイオフされるのかと質問されたとき、バー氏は「BCashのFUDだ」と簡潔に回答している

BCH半減期は「何も起こらない」

4月5日のユーチューブ動画の中で、今後のBCHのブロック報酬が半減する半減期について、価格が上昇するとの予測に対して冷や水を浴びせている。

「過去2回、基本的に何も起こらなかった。それはイベントではない。まったくエキサイティングではなかった。そして今回も同じようになるというのが私の予測だ。あと数日だ。しばらく待ってみよう。どうなるだろうか見てみようじゃないか」

ビットコインキャッシュのブロック報酬は、次の半減期で12.5BCHから6.25BCHに半減する。BCHの半減期は、4月8~9日にも発生するとみられている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン