先進7カ国(G7)は、「グローバルなステーブルコイン」は世界の金融システムに脅威を与えるというレポートを出した。BBCが13日に報じた

G7は、デジタル通貨関連の様々なリスクを9つ指摘。とりわけ、フェイスブックの仮想通貨リブラを管理するリブラ協会について、「規制当局の懸念に応えたとしても、承認を得られないかもしれない」と述べた。

リブラ協会からは、米国決済大手VISAやマスターカード、ストライプなど6社が脱退を表明。また、ストライプのCEOには米上院議員から脅迫文まがいの手紙が送られていた

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今回のG7レポートを作成したのは、各国中央銀行の幹部、IMFやFSBだという。

レポートは、マネーロンダリングやテロ資金対策などの必要性を指摘する一方、「利用者が突然、デジタル通貨に対する自信を失うこと」で金融政策にも影響が出ることを懸念した。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版