米ニューヨーク拠点のブロックチェーン企業コンセンシスは、2億ドル(約220億円)の資金調達に向け、投資家を探している。テクノロジー関連メディアザ・インフォメーションが4月15日に報じた

同件に詳しい情報筋によると、コンセンシスは外部の投資家から2億ドルを調達したいとみられ、同社の幹部が香港と韓国で投資家らに話をしたとされる。しかし、4月初め時点では先導する投資家はみつかっていないという。

資金調達の文書に記載された情報によると、コンセンシスの2018年の収入は2100万ドル(約23億円)で、主に企業コンサルタント事業からだった。2019年はサービス事業から4000万ドル(約45億円)程度、計5000万ドル(約56億円)超の収入を見込んでいるという。

同文書によると、コンセンシスはブロックチェーン業界において相当のシェアを占めていることを示しているとされ、企業価値は少なくとも10億ドル(約1100億円)と見積もられている。しかしザ・インフォメーションは、同社の収入や投資家を見ると、その数字は高すぎるとみている。

昨年12月、コンセンシスが大幅なリストラを行っているとの報道がでていた。

今年1月には、コンセンシスのエンタープライズ部門とソーシャル・インパクト部門のエグゼクティブ・ディレクターのグルレ氏は、実際に解雇されたのは1割以下で主にサポートスタッフであると述べたと報道されている。

グルレ氏は、ブロックチェーン業界の危機の兆候、そしてコンセンシスが約束していた期待に応えられてないのではないかという批判に対し、「ブロックチェーン技術に対する大きな興味は依然として強く感じられる」と述べていた。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Report: Blockchain Startup ConsenSys Seeks $200 Million From Outside Investors